読み物

西興部村 オレンジ色の建物の謎


あちらにもこちらにも、どうしてオレンジ色の建物が多いの?

JP01本誌連動「旨い肉特集」取材のため興部町のオホーツククリーンミートへ向かう途中、西興部村を通った際に気が付いたことがあります。それは、オレンジ色の建物がたくさんあるということ。
かぼちゃ色のかわいい建物が現れたと思ったら、反対側にも同じ色の建物が。かと思えば、また同じような色合いの建物がどんどん出てくるのです。


西興部町

なぜ?

その答えは、変わりゆく村の時代背景の中にありました。


平成元年にJR名寄線の廃線、そして木材会社の倒産により、西興部村の中心部は大きくポッカリと空いてしまいました。そこで、郊外にあった老朽化した診療所や保育所を市街地へと移設新設し、その時に保育所の外壁を「オレンジ色」に、屋根を「緑色」にしたのだそう。すると、「子ども達が元気に飛び跳ねるイメージにぴったりだ」と村民の方々などから大変好評でした。
オレンジ色の外壁は、夏は村を囲む森林の緑の中で元気と勢いのある個性的な印象を与え、冬には白一色の雪の中で温かなイメージを与えてくれることから、村内の公共施設のすべてをこの色で統一しようとなりました。そして、オレンジ色の公共施設が村の市街地に整備されていったのです。


「平成6年度から実施していた『海外視察事業』でもヨーロッパの色彩統一された景観に感銘を受け、村でも美しい景観づくりができないか議論を重ねました。そして平成11年度に景観条例を制定し、平成13年度より色彩統一を含めた『西興部村美しい村づくり事業推進補助金』事業を実施して、オレンジ色を中心とした街並みが形成されたのです」と、西興部村役場の中内太さん。


オレンジ色はオレンジ色でも、彩度の低い落ち着いた色だということがポイント。屋根にはオレンジ色と相性の良い緑などの調和色が使われます。


西興部町

オレンジ色のかわいい建物にはこんな理由があったのですね。これからもどんどん、街並みが統一されていくことに期待です。



西興部町

深緑の季節はもちろん、雪景色の中でもオレンジ色が映えて美しい西興部村にぜひ遊びに行ってみてください。

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