投稿者:白石の岡
ニシン漁師町・岩内に伝わる伝統の味が復活!
積丹半島西側の付け根に位置し、日本海に面した港町・岩内町。江戸時代後期に始まり、明治〜大正にかけて黄金期を迎えたニシン漁で栄えた歴史を持つ町だ。その産物が北海道の郷土食、道民の家庭でお馴染みの味「糠(ぬか)ニシン」。当時の漁師たちも、水揚げしたニシンを糠と塩でじっくり漬けて旨味を引き出してから焼き上げ、ご飯にのせて出汁を注ぐ「ニシン茶漬け」を漁師飯として頻繁に好んで食べていたという。
岩内に伝わるこの伝統の味を現代風にアレンジして復活させたのが、地元鮮魚店の六代目である「いわない前浜市場」の櫛田泉さんだ。平成28(2016)年、岩内商工会議所から「地域の伝統を生かしたご当地ブランドグルメを作れないか」と相談を受け、「ニシン茶漬け」を地域ブランド化するために始動。糠ニシンの塩気を調整したり、小骨が柔らかくなるようにレトルト加工を取り入れたりするなど創意工夫を凝らし、「伝統の漁師めし・岩内鰊和次郎」の名で商品化を実現させた。同時に地元の方々とプロジェクトを立ち上げ商品をPR。平成31(2019)年には第26回北海道加工食品コンクールで奨励賞を受賞するなど、その人気はどんどん高まりを見せている。
北海道の郷土食から生まれたレトルト茶漬け「岩内鰊和次郎」
今回お話を伺ったいわない前浜市場 CEO・櫛田泉さん。経済ジャーナリストとしても活躍中で、櫛田さんが書いた記事は「東洋経済オンライン」で読むことができる。趣味の旅行で47都道府県全てを訪れ、さまざまな地域の特産品を見てきた経験を活かして、「伝統の漁師めし・岩内鰊和次郎」を商品化した。
一番の特徴は、ニシンの旨みと炙りの香ばしさが楽しめることにある。国内産のふっくらとした糠ニシンに、生姜や昆布で調理した出汁が合わさり、お酒を飲んだ後にさらっと食べられるのもポイントだ。
「地域にもともとあった伝統的な食文化に着目することで、岩内の良さを多くの人に知ってもらえたらうれしい。SNSを上手く活用し、全国に知名度を広げていく活動をしていきたい」と、櫛田さんは意気込む。YouTubeでは商品の紹介に加え、〝北海道のあるあるネタ〞も投稿されており、中には60万回近く再生されたユニークな動画もあるので、ぜひチェックしてみてほしい。
製造工程をちょっとだけご紹介
水揚げされたニシンを水洗いして3枚におろした後、食べやすいようにひと口サイズにダイスカットし、糠と塩に漬け込んで熟成。刻み昆布や生姜などの具材とあわせて混合・撹拌し、レトルト高圧釜で調理する。厳正な品質管理の元で製造されているのも安心だ。
「和次郎」の名の由来とは?
ちなみに少し変わった商品名である「和次郎」とは、明治期、岩内に実在した漁師さんの名から付けられている。実はこの方、櫛田さんのご先祖様。岩内円山観音にある三十三観音像には和次郎さんゆかりの像があるので、岩内町を訪れた際には行ってみるのもいいだろう。
伝統の漁師めし・岩内鰊和次郎5個入り
常温 まとめ買いでお得
【岩内町】伝統の漁師めし・岩内鰊和次郎3個入り【いわない前浜市場】
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- ¥2,200(税込)
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メーカー | いわない前浜市場 |
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原材料 | 糠にしん(国内製造)、魚介エキス、しょうが、刻みこんぶ、ごま、食塩、かつお節粉末、唐辛子 /調味料(アミノ酸)、(一部にさば・ごまを含む) |
内容量 | 1箱あたり110g(1袋2食分)×3個入り |
賞味期間 | 常温1年間(未開封) |
発送方法 | 常温 |
サイズ | 60 |
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商品コード:2022
一杯目食べてお腹いっぱいになっても、二杯目も食べたくなる。